知ってルノ ワール

 国立国際美術館でやっている「ルノワール展」へ母と出かける。

 私自身は、ルノワールは淡い色彩という印象が強くて、そんなに興味もなかった。一方で母は、彼の代表作である男女がダンスしている絵を指して、「男の息がかかってきそうで、気持ち悪い」と言っていて、じゃあ、何でわざわざ二人で出かけたんだか・・・。

 文句は一人前に言う母娘だが、しっかり「松坂慶子ナレーションの音声ガイド」まで借りて鑑賞する。「ルノワール・ランチ」も食べたかったのに、長蛇の列であった。
 
 松坂慶子のおかげではないが、とても楽しめた。
 若いことの彼は大変に神経質だったらしく、緻密に描かれた淡い色彩の絵はよく見かけるものばかりで、何となく、「若さって痛々しいな」と思う。それが次第に、下書きなしの大胆なものに変わってきていて、晩年の彼の絵は、既知のものとは違っていた。
 細部は「現実どおり」では全くないのに、それを包む光や影や情感を描くことで、「全体として」そこにリアリティーがある。まったく「見る」ということは、不思議な行為であることだな。

 
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by bag-tentomusi | 2010-06-10 00:00


「知彩庵」より。日々の咀嚼と、紡ぐことば


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