明日のお弁当

 エイチエムピー・シアター・カンパニーという劇団の『traveler』という演劇を観る。
 カフカの『流刑地にて』を原作にして、ほとんど台詞を使わず、役者の息遣いと身体の動き、音楽だけで表現された作品。
 正直、半分以上は付き合いというか、仕事みたいな感覚で観にいったのだが、これがとても面白かった。小さな劇場だけれど、音楽と光、身体の動きと表情とで、こちらはいろいろなことを想像させられる。
 それぞれの場面がひとつの絵画のようだった。
 私は実はカフカを読んだことがないのだけれど、読んでみようか。


 何となく、真っ直ぐ帰りたくなくて、京橋の「わさび」さんへ寄る。
 家に帰れば、何なっと作って食べるものはあるのだけれど、何だか他所で人様が作ってくれたものが食べたい気分になるときが、突発的にある。幸せなはずの自宅での「家庭的」で生活感溢れた夕食が、無性に腹立たしく嫌になるときが、何でか昔からある。
 そんなわけで、一人酒へ出発。
 「わさび」さんは、よく連れて行ってもらうお店だけれど、カウンターにずらりとお惣菜が並んでいて、ただのお洒落な飲み屋とあなどるなかれ、朝食・昼食・夜食まで網羅している、気合の入ったお店なのだ。今日は、初めて一人でうかがった。
 一人分の少量で、ちまちまと食べさせてもらっていると、知り合いの弁護士さんもたまたま食事に来店したので、一緒に呑む。「かす汁もあるよ」と言われていただき、帰りには「明日用に」と、お弁当まで持たせていただいた。姉さん、ありがとうございます。

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 お弁当・・・。めっちゃ美味しそう。奥は、焼き鮭と鰯?の丸干し。
 明日、食べよう。
 昼ごはんかなぁ。朝ごはんか?どちらかと言えば、酒のあてか?
 「明日、食べるもの」を心に持って眠りにつくのは、小さいときから変わらず、とても嬉しい。
 明日の朝は、「今日は、あれがあるぞ」と、わくわく起きられる。
 
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by bag-tentomusi | 2011-01-23 02:37


「知彩庵」より。日々の咀嚼と、紡ぐことば


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