2011年 12月 30日 ( 2 )

年の瀬

 どうか皆さま、よいお年を。b0180333_23103466.jpg 
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by bag-tentomusi | 2011-12-30 23:11

ハシズム!

『ハシズム!─橋下維新を「当選会見」から読み解く』
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 以前、友人が編集をしているサイト『マガジン9』に掲載された私の原稿が、別の友人からの依頼で本に載ることになった。
 なぜ、大阪の大多数が「ハシズム」に酔ったのか?
 橋下さんと同じ手法で批判するのではなく、市民に近い目線から色んな人が「分析」している本で、面白く読めた。
 当選時の橋下さんの記者会見の全文や、「教育基本条例」「職員基本条例」も全文記載されている。
 彼に投票した人もしなかった人も、そういう内容をちゃんと読んだことがある人って、きっととても少ないと思う(自分も含めて)。
 昨日、改めて橋下さんが知事就任時に出した「財政再建プログラム試案」の福祉関係のところだけ読んだけれども、まったく、ろくでもない。そしてその当時は、そこまでの危機感を持っていなかったことに、深く恥じ入った。
 本の中で池田香代子さんがナチスを例にあげ、「多くの人びとが、『あんなばかばかしい主張をする連中が政権などとるはずがない』と高をくくったことが、ナチスの政権奪取を助けた」と、ご自身の反省として書いているけれども、全くそのとおりだったと思う。


 正直なところ、地元大阪で福祉の仕事を今度もしていくであろう自分が、こういったところに名前と職業を出すことは、かなり躊躇した。
 それなりの肩書きがあり、東京から発言している他の著名な執筆者たちと自分は、明らかに違う。
 同業者や自分と関係する人たちから、どんなふうに受け止められるのか、誤解されはしないか、傷つけはしないか、仕事に影響しないか、全く自信がない。小見出しは編集者さんが付けてくれたのだけれど、これだって、「若輩者が、何を知ったようなことを」と思われやしないかと、不安。
 そんなことにビクビクしていること自体が、「ハシズム」なのかも知れない。
 こんなんで私は今後、仮に自分の暮らしや友人との関係が脅かされることがあっても、「おかしい」と言い続ける度胸があるだろうか、とか。
 
 それでも、「書かない」という選択肢はなかった。
 自分がもっと尖がってた(らしい)時代から、もう10年以上のつきあいになる2人の友人との縁で、今回の「もの申す」チャンスは与えられた。それを不意にしてしまうことの方が、きっと先になって後悔するだろうと思う。
 発言する力と、場所と、機会を与えられながら、「沈黙する」ことは、それはたぶん、罪であろう。
 
 これで切れてしまう縁もあればまた、与えられる縁もあるさ。
 きっと、来年も。

*まぁ、それほど大それたことは書いてません。よろしかったら、書店などでご購入ください。
今のところ周囲の反応は上々で、「全く同じこと思ってた」と言われて、ホッと胸をなでおろしています。

 
 


 
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by bag-tentomusi | 2011-12-30 22:49


「知彩庵」より。日々の咀嚼と、紡ぐことば


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